本気で泥染めに挑戦してみた①
きっかけ
ジーンズの何が好きかと言えば、自分自身はやっぱりその色落ちに尽きるだろうなと思ってます。
ブログのタイトルにも使った青と白の醸し出すコントラストに魅了され、わざわざ生の状態からジーンズを育成しているんですが中々どうして上手くいかない事もよくあって…
我慢出来ずに洗濯してしまうんですよね 笑
あとジャストサイズがちょっと苦手 笑
まぁそれでも懲りずに育成してるんですが、やっぱり本物のビンテージのようにはいきません。
色落ちはさせられるけど味わい深さが足りない感じですかね。
それなら本当の仕事着として扱われていた頃のようにジーンズに試練を与えてみよう!と思い、泥染めにチャレンジしてみました。
JOHNBULL SEWING CHOP 513BD
確か、新品で購入したのは20年前位だったでしょうか。当時既に廃番となっていたんですがヤフオクで新品を購入しました。
でも実際に穿き始めたのはこの3年くらい。
リーズナブルだけど色落ちに定評がある…って記憶だったんですけどね、メリハリのない色落ちに育ってしまいました。
ゆったりめのストレート、いわゆるXXタイプみたいな感じのシルエットです。
全体的にはビンテージのリーバイスをお手本にしつつも、隠しリベットが無かったりセンターのベルトループがずれて無かったりします。
まぁ、確か税別で¥12,800でしたからね、コスト重視ってところだったんでしょうか。
生地の感じとしては、上のバックポケットの写真が一番実物に近い感じです。
セルビッチはハッキリとした色味のオレンジ。
チェーンステッチで裾上げしたんですがあんまり畝りませんでしたね。
実はこれ、お直しのチェーン店の銀の糸でやって貰いました。シングルステッチでいいやと思って持ち込んだらお預かりならチェーンステッチが出来るって事でお願いしました。
畝らなかったのはステッチのせいか生地のせいか分かりませんが、近所にチェーンステッチやってくれるようなお店も無いんでまた頼むつもりです 笑
実際はもう少し青味が強いんですが…
濃いめの染料で新品時はかなり黒っぽかったんですが、染めが浅いのか割とアタリは付きやすかった印象です。
とまぁ、写真だと上手く伝わらないかもしれませんが全体的に白っちゃけた感じなんですよね。
もちろん、育成方法が悪かっただけでジーンズに責任はありません 笑
なので、もうひと手間ふた手間かけてみる事にしました!
いざ「泥染め」
実は泥染め自体は始めてではありません。
20年以上前ですね、若かりし頃にもチャレンジしたんですがただの泥汚れで終わってしまいました 笑
なので今回はその記憶を思い出して慎重に進めます。
いきなり草むらの写真ですいません 笑
泥染めと言っても泥水につけただけでは大した変化が無いのは過去に経験済みなので、今回は埋めて放置する作戦です。
まずは、この草むらにジーンズを埋める穴を掘っていきます。
こんな感じで穴を掘っておいて…
ジーンズはあらかじめ水で濡らしておきます。こうしないと上手く泥水が染み込まないんですよね…
過去の失敗を生かさないと 笑
掘った穴に水を溜めながら土を混ぜて泥水を作ります。で、出来た泥水にジーンズを漬け込んで満遍なく馴染ませていきます。
その上に掘り返した土を盛っていき…
踏み固めて無事完了!
この状態で暫く放置します。
どのくらい放置するかは… 全く決めてません。
これを2、3日で掘り返しても大して効果が無いのは分かってますし、他に穿きたいジーンズのストックも充分にあるので記憶から消え去る位放置しようと思ってます 笑
ビンテージブーム全盛期の頃、リーバイスのビンテージ品が金鉱の跡に埋もれてたとか雑誌に載ってましたよね。それを再現出来ないかと 笑
まぁあちらはアメリカ大陸の金鉱で、こっちは関東ローム層の赤土と土壌がだいぶ違うんですけどね、ただ汚れるだけじゃなくて土の中の成分とか雨水の影響がデニム地にどんな影響を与えて表情がどんな風に変化するのかを見てみたいと思ってます。